レポート

SE構法の技術力 vol.4 ~足元は大事~

3月11日に発生した東日本大震災では、日本に多大な被害を及ぼしました。

東北地区にあるSE 構法の住宅の倒壊は1件もなく、180 物件の無事を確認することが出来ました。

地震に強い住宅を建てるための大切なポイントとして、“ 壁”“ 柱”“床”などが挙げられます。
確かにこれらの箇所は地震に強い住宅を建てるためにとても重要です。
ではもっとも大事なところは? そのひとつが柱の足元である“ 柱脚” でしょう。

今回はこの柱脚が「なぜ大事なのか」、また「SE 構法ではどうなっているのか」を説明します。

 

1995 年に発生した阪神・淡路大震災では木造住宅に甚大な被害をもたらし、その後の木造住宅の耐震化に大きな影響を与えました。

なぜなら、地震被害の調査から倒壊した木造住宅の多くは、「1階の柱が土台から抜けてしまったこと」が原因で倒れたことがわかったからです(写真1)。

では、どうして柱は抜けてしまったのでしょう。

 

木造住宅では耐震性を高めるため、筋かいや合板壁などの耐力壁が必要になります。

これらの耐力壁は地震などの横からの力を受けると周辺の柱に“ 引き抜き力”を発生させます(図1)。

この時に柱の足元がしっかりと固定されていないと柱が抜けてしまい、耐力壁は横からの力に抵抗できなくなり、結果的に倒れてしまいます。

 

 

SE 構法の柱脚金物

SE構法も在来軸組工法と同様に柱に引き抜き力が発生するので、柱にはそれを防止するための柱脚金物が取り付けられます。

ただし在来軸組工法のように土台の上に柱が建つのではなく、直接基礎に柱脚金物を取り付け、その上に柱を建てるという他にはない特徴があります(図3)。

この仕組みのため周辺部材の影響を受けず、さらに柱の真下に金物があることで、柱をより強力に固定することができるのです。

SE構法の柱脚金物は実験により約5.3tの引き抜き力に耐えられることが証明されています(写真2)

 

 

さらに詳しく知りたい方は添付資料をご確認ください。